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・松田龍平の演技
「まほろ駅前多田便利軒」や「探偵はBarにいる」といった作品での不敵な役柄とは対照的に、真面目で物静か、だけど一度夢中になると止まらなく周りが見えなくなる、そんな性格の役柄を見事にこなす松田龍平の演技に脱帽します。

・「辞書をつくる」面白さ
「用例採集」といって、合コンに参加して今時の言葉を女性に聞いたり、はたまたマクドナルドに潜入し、女子高生のいまどき言葉を集めたり・・・など、時にシュールではありつつも、言葉を集めを地道にしていく登場人物。また辞書に使う紙の選定など、普段生活していたら知らなかったであろう「辞書をつくる」ということの面白さを教えてくれる作品です。

・個性的な脇役
松田龍平演じる馬締がすむ下宿のおばちゃんのアットホームさ、西岡を演じるカタギリジョーの、最初はチャラくありつつも、次第に馬締と打ち解けていき、そして辞書をつくる仕事を馬締にたくす一連の演技など、個性的な脇役が物語の脇を固めています。

・かぐやとの恋愛模様
恋の病に落ちてしまい、思いを伝えようにもうまく伝えられず、恋文を書いたが、かぐやが読めない達筆さ・・・といった馬締の不器用だけども一生懸命なアプローチが見ている人の心をくすぐります。またその思いにかぐやが答える場面は心が震える名シーンです。また、二人が夫婦になり、ともに支えあって生活している様子も非常に印象的でした。先生が亡くなったとき、思わず泣き出してしまう馬締とそれをなぐさめるかぐやは、こんな夫婦でありたいと思わせるワンシーンです。

2015年8月4日 / omosiroeiga